チュートリアルとカンニング
お笑いの漫才コンビには、色々な組み合わせがある。
舞台では、息の合ったボケ-ツッコミの名コンビぶりを見せていても実は、お互いの仲が悪く、舞台を離れると、それぞれ別行動でお互いに相手の悪口を言っているという漫才コンビもあるというのは良く聞く話。
しかしたまたまお互いに小学校からの仲の良いコンビが、片方のコンビのチュートリアル(1998年結成、出身は二人とも京都府京都市。幼稚園、小学校、中学校(京都市立修学院中学校)、高等学校(京都府立北稜高等学校)、予備校とずっと同じであった)は、M-1グランプルで最終結果、審査員の万票を得て優勝したが、同じ日にもう片方のカンニング(小学校時代からの同級生コンビ,1992年結成:)については、中島さんの葬儀・告別式で、集まったタレント・芸人仲間やファンに見送られて旅立った。
まさに共に小学校からの気のあった同級生コンビの諸行無常の光と影を見た。
M1グランプリでのチュートリアルは、光っていた。
面白いネタを展開しながらいつも候補どまりで賞に恵まれなったチュートリアルに光が当たってよかった。
番組の始まりで司会者の今田浩司のいでたちに『氷川きよしさん!』とつっこみを入れていた審査員の松本人志がチュートリアルを評して、一言「面白いですね」と言っていたことが全てであった。
なおチュートリアルのプロフィールを紹介しているウェブサイトは、こちら。
またM1グランプりについて、日刊スポーツでは、以下のように報道している。
<<チュートリアルがM1完全V>>若手漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2006」の決勝戦が24日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、チュートリアルが優勝した。決勝予選では700点満点の664点で1位通過。最終決戦では島田紳助、松本人志ら審査員7人から満票を得て、大会6年目で初のパーフェクトVを達成した。安定した笑いは取るものの賞レースでは1位に無縁だった「隠れた関西の爆笑王」が、優勝賞金1000万円を獲得した。
イケメン徳井義実(31)は顔をこわばらせ、癒やし系丸顔の福田充徳(31)は、トレードマークにもなった額いっぱいの汗。「明らかに1位慣れしてへんな…と」と、照れた徳井の表情は、昨年5位の雪辱を果たした充実感に満ちていた。フットボールアワーと麒麟という優勝候補が残った最終決戦を満票で制した。今年で6回目のM-1グランプリで初快挙だった。
M-1初開催の01年に決勝進出したが、最下位に沈んだ。福田は「ホンマにもう、芸人やめたいと思った」と振り返る。昨年、2回目の決勝に挑んだが、最終3組に残れなかった。徳井は「(優勝は)信じられない、いう気持ち、ホンマにあんねんな、と。M-1で傷付けられ、M-1で自信をつけました」。イケメンに秘め続けた闘志をのぞかせた。
というのもコンビは、多数ある関西の新人賞レースで常に次点止まり。「最優秀」「1位」に縁がなく「とくにフットには、base(よしもと=大阪の若手劇場)のイベントでさえ勝ったことない」。フットは関西新人賞レース5冠を達成しており、対照的なコンビだった。ただこの日は、最終決戦に残ったフットのツッコミ後藤輝基(32)が気負って顔面真っ赤だったのに比べ、マイペースを保った。
福田が「いや、冷蔵庫買うねん」と言えば、徳井が「えーっ、もう兄さん、やんちゃやな~」。常識外れの返しで、客席を徳井の妄想ワールドに引き込む得意技を連発。数々の惜敗を無駄にせず養われた舞台度胸が、完全勝利を呼び込んだ。
[2006年12月25日8時39分 紙面から]






