東芝EMI売却
東芝がそのグループのレコード会社の東芝EMIの全株式を英国のEMIグループに売却するとのこと。
バブルの時代には、電気機器メーカーは、ハードウェアのみの事業では成長性に限界があるとしてソフトウェアすなわちコンテンツの事業を取り込もうと躍起となっていた。
ソニーがコロンビア映画を、また松下がMCAを相次いで買収して話題になった。
本業に対するコンテンツ事業によるシナジー効果を期待してのものだった。
しかし、餅は餅屋。
文化が異なる製造業とサービス業との両立は難しかった。
その反動を受けて、今、アメリカ式のドライな儲かる事業への経営資源の集中と、不採算の事業からの撤退の選別と集中が徹底して進められつつある。
東芝EMIは、その70年近い歴史の中でビートルズやユーミンなどの多くの優れたアーチストを有し、素晴らしい音楽ソフトコンテンツを提供してきた。
しかしこれも時代の流れか。
NIKKEI-NET10のサイトでは、以下のように報道している。
<<東芝、東芝EMI株を売却・英EMIに210億円で>>東芝は14日、45%を出資するグループのレコード会社、東芝EMIの全株式を英EMIグループに売却すると発表した。売却額は約210億円。東芝は半導体と原子力発電機器など社会システム、家電の3事業に経営資源を集中する戦略を進めており、70年近い歴史を持つ音楽ソフト事業からも撤退する。
売却は2007年度上期中の予定で、連結ベースで約130億円の売却益を計上する見通し。東芝は今年10月に米原子力発電大手のウエスチングハウス(WH)を4900億円で買収。半導体関連にも08年度までの3年間で約1兆円を投資するなど、攻めの経営を続ける一方、東芝セラミックスの株式を売却するなど非中核事業の切り離しを進めている。 (11:07)






