耐震強度偽装問題
富山市の一級建築士がホテルの耐震強度を偽装していたとされる問題で当該の建築士は27日、偽装を改めて否定し、「改ざん」ではなく、「修正」だと強調しているとのこと。
国土交通省は、この建築士の主張について「そもそも強度が不足しており、計算法の問題ではない」と偽装があったとの認識を変えていない。ソフトについては「建物に応じて対応できるよう複数用意してある。数値を置き換えるというのは構造計算ソフトの仕組み上、あり得ない」としている。
この一級建築士の主張だが、言葉の上での弁解にしか聞こえてこない印象がある。「変更はしたが、耐震性に問題はない」と偽装を改めて否定し、その上で「根拠に基づいて直している」として「修正」だと強調しているとのこと。
別のソフトで計算した正しい数値に置き換えた」とし、あらためて偽造や改ざんを否定したとのこと。
筋交いは柱と柱の間に斜めに柱を渡す補強方法。
建築士によると、偽装があったとされる京都市の二ホテルの筋交いは、当初の設計では三本の柱間に二本の筋交いが「ハ」の字型に入っていた。
同建築士が使った構造計算ソフトは二本の柱間の「×」字型の筋交いしか計算できず、別のソフトを使って計算し、十分な強度があることを確認して数値を構造計算書に記入したという。
また次のようにも主張しているとのこと。「数字を入れれば結果が出るソフトに頼ると構造設計は駄目になる。実際の建物はもっと複雑で、より正確な数値に修正するのは当然」としている。
それでは、別のソフトで計算した正しい数値に置き換えたのは、自らも数字を入れれば結果が出るソフトに自ら頼って修正しているとのことで話自体が矛盾している印象だ。
別のソフトの信頼性という問題になる。信頼性の無いようなソフトを勝手に使うことも1種の偽装と言えるのではないか。
施工段階で筋交いを減らすことを了承したことについても、「筋交いがなくても大規模地震で倒壊しない設計になっている。」と言っているようだ。
こういった人が公共施設も含めて142件もの物件を設計していたとなると本当に大丈夫かという気になってしまう。






