室内燃焼器具と換気
一酸化炭素による中毒事故の報道が相次いで、ガス会社のTVCMで「室内燃焼のガス器具を使用したときには、換気に十分注意してください。30分に一回は、窓を開放するか、換気扇を回して下さい。」との注意を喚起するCMが放送されだしました。
確かに石油ファンヒータやガスファンヒータなど暖房器具やガス湯沸器などの室内燃焼機器は、フレームロッドという燃焼状態を検知するセンサや失火などを検知する温度センサなどを用いてマイコンで警報を出して室内の酸素が減少し、一酸化炭素の発生の危険があることを知らせてくれる機能は、付いています。またタイマーでも3時間延長のアラームを出します。
しかし狼少年のようにそういった安全装置になれてしまうとこれらの安全装置も絶対的といえるものでは無く、耐久劣化などで信頼性が低下することはある部分避けがたい面があるように思われます。
最近の多くの事故は、対象の燃焼機器としてはそのライフエンドに近いところで発生しているように思います。
一方、開放型燃焼機器で、燃焼を継続させると室内酸素を消費して燃焼状態が悪くなり、一酸化炭素を発生する懸念が増加するわけですが、窒素酸化物の濃度や炭化水素の濃度もかなり高い濃度状態になっており一酸化炭素が発生していなくても望ましい室内空気環境ではありません。
室内の酸素濃度の減少による一酸化炭素の発生の懸念から、室内空気の換気をすることが必要になりますが、先ほどのCMで放映されている30分に一回の換気は、なかなか現実には難しいように思います。望ましい換気は、室内の空気の排気流と室外からの吸気流とを全熱交換させ、室内からの熱放出ロスを少なくすることです。いわゆる全熱交換器を併用することです。
通常の換気だと室内の空気温度が下がって余り暖房の意味が無くなってしまいます。但し命には、代えられませんが。
自分の命を自分で守るベストは、複合センサ(火災、ガス漏れ、一酸化炭素)を設置しておくことです。ガス会社などの啓蒙で台所には、この種の複合センサが設置されていますが、その他の場所にも、火災、一酸化炭素の複合センサは、単独のセンサと異なってお互いに補う面があります。
室内燃焼機は、これから、次第に使われなくなっていくのかも知れません。ただそれを使う限りは、リスクを抱えた機器ということを使う人が忘れないことが肝心だと思います。






