バイオ燃料
新日本石油など石油元売り大手各社がこの1日から原油高と円安進行を受けて、ガソリンの卸価格を2~4円程度引き上げた。
これに連動して小売りのガソリンスタンドでも値上げが必至の情勢にある。
また6月には、マヨネーズについて、最大手のキユーピーが17年ぶりに約1割値上げした。
この原因は、原料の食用油が急騰したためとのこと。
その食用油の急騰の理由は、トウモロコシとのこと。
米国でトウモロコシの相場が跳ね上がり、大豆からトウモロコシに転作を図る農家が後を絶たない状況と伝えられている。
これは、トウモロコシの食糧から燃料のバイオエタノールへの転用によるもの。
ブッシュ米大統領が一般教書演説で、10年後にガソリン消費量を2割削減し、代替燃料の供給量をバイオエタノール換算で7倍に増やす方針を打ち出したことによる。
バイオ燃料の先進国ブラジルでは、原料のサトウキビを増産するためオレンジ畑がつぶされており、これのあおりで砂糖やジュースも高くなりつつある。
国内でもバイオ燃料への期待は高い。
確かエタノールは、ガソリンよりもオクタン価が高く(ガソリンが90-91に対してエタノールは113)、温室効果のある炭酸ガスの排出がガソリンに比べて少ない。これは、エタノールのH/C比がガソリンよりも大きいことによる。
世界一の自動車のスピードを競う米国のインディ500のレースでも過去にメタノールが使われてきたが、今年は、メタノールにエタノール10%混ぜた混合燃料が使われ、さらにエタノール100%に切り替えられる方向とのこと。
アルコール系の燃料は、排気ガス中に人の健康への有害性が高いアルデヒドを現状のガソリンの場合の10倍以上排出することが過去には問題となっていたが現在では、解決されているのだろうか。
また世界で飢えに苦しむ人が多くいる現状において、食糧系の燃料をガソリン代替で用いるのには、抵抗がある。
木材のセルロース成分をアルコールに転換する研究を米国で多額の資金を投入して行うとのこと。
こういう研究こそ、食料自給率が40%の日本がリードしてやりたいものだ。
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