フェニックスでの火星の探索/あと2回の土壌の調査
米航空宇宙局(NASA)では、7月31日、火星探査機「フェニックス」が、凍った土壌を熱して水蒸気を検出、「水を確認した」と発表した。
探査機を運用する米アリゾナ大の研究チームによると、地球以外の天体で生命存在に不可欠な水を直接検出したのは初めて。
すでに、現象的には、水と判断される状況証拠は、見つけ出していたが、今回の発表では、 探査機「フェニックス」のロボットアームの先端に付いたスコップで掘り返していた際に、深さ約5センチの地点で凍った層に突き当たり、直ちに土壌を採取したもの。
この氷と思われるサンプルについて、搭載している気体分析器に入れて試料を加熱するとこのサンプルは、零度で溶け、水蒸気を検出したという。
水蒸気の検出は、赤外線吸収スペクトルの分析によるかと推定される。
さて、当初の計画では、フェニックスの活動予定期間は今月下旬までとのことだったが、想定していた以上に太陽電池の状態が良好であるため、期間を5週間延ばすことにしたとのこと。
不死鳥:フェニックスの名前に相応しくバッテリーも長持ちということか。
水の確認は、生命現象の可能性を裏付ける証拠になるが、さらに生命の存在の可能性を示す有機物の発見を目指すというもの。
「フェニックス」が現在活動している場所は、北極部分だが、特に土壌中に生命のもとになる物質や死骸(しがい)の痕跡が存在する可能性があるかも知れない興味深い地点とのこと。
NASAの担当者は「まだ有機物を見つけていない。今後もデータの解析に全力を挙げたい」と述べているとのことだ。
9月末までにあと2回の土壌掘削と分析に挑戦する機会があるようだ。
水に続き、生命の存在の可能性を示す有機物の発見を目指す。
あと2回の土壌採掘の探索に期待。
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