リンナイ社の開放式小型湯沸かし器の事故:キーワードの泉

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屁理屈無し 社長のための時間の使い方

2007年02月10日

リンナイ社の開放式小型湯沸かし器の事故

  ガス機器メーカ-の「リンナイ」(名古屋市中川区)製の開放式小型湯沸かし器が原因と見られる一酸化炭素(CO)中毒事故が、2000年以降、東京都など4都県で計5件発生し、3人が死亡、12人が一酸化炭素中毒になっていたことが9日、経済産業省の調べでわかったことが報道されている。

 テレビのニュースで内藤社長が頭を下げている姿と、リンナイ社内に急遽、設けられたユーザーからの問い合わせに対応する緊急の電話応対センターでの同社の社員の応答の様子が報じられていた。

 死者が出た3件はいずれも同機種の湯沸かし器で、ほかの事故も類似機種だった。同省は同日、リンナイに対し、事故原因の究明を指示したとのこと。

 死亡事故の原因と見られる湯沸かし器は「RUS―5RX」で、1991~95年に約87万台、類似機種の「RUS―51BT」は94~97年に約28万台が、それぞれ生産されたと報道されている。

 台所などの室内に設置する開放式小型湯沸かし器は、室内から燃焼に必要な酸素を消費して、室内に排気ガスを排出するので、連続で使用すると部屋の大きさとその部屋の換気回数(室外空気との室内空気の入れ替わりの度合い)によって、減少型の指数関数で酸素濃度が減少する。

 燃焼に用いるバーナーの特性によって、酸素濃度が低下した場合に、どのくらいの酸素濃度以下になると一酸化炭素が急激に発生し始めるかが異なる。一般には、15%~18%程度の酸素濃度のレベルで急激に一酸化炭素の発生が増加する特性を持っている。

バーナーの持つ燃焼特性の違いは、一酸化炭素が急激に立ち上がる時間に影響することになる。

また器具の使用を重ねるとバーナーの燃焼特性が変化し、少し酸素濃度が減っただけでも一酸化炭素が立ち上がるようになる。

この種の燃焼機器では、換気を行うことが必要条件になるが、とくに最近は、高気密高断熱などの住宅も増えている状況もある。

メーカーによって異なるとは思われるが、この種の器具では、5,000時間程度のライフを想定しているのでないかと思われる。

 1日1時間として13年程度となるが、平均的な器具の使用時間は、それ以下だろう。最初の製品が1991年に使われ始めたとしたら、16年経過していることになる。

 器具には、不完全燃焼防止装置は設置されてはいるが、この装置は、一酸化炭素を直接検知するものではなく、排気通路が塞がれたような際に、排気ガスの空気流がドラム部分の流れてまたは、燃焼速度が低下してバーナーの炎が伸びたことによりその部分の温度が上昇することを温度センサで検知して燃焼を停止するという間接的なものと思われるので一度、温度が下がればまた温度が上がるまでしばらくは燃焼できるというように全ての一酸化炭素の発生のモードに対応しきれるか不安な部分もあるように思われる。

 耐久性の面では、燃焼でオンーオフを繰り返すと排気ガスが熱交換器の低温部分に結露し、結露水には、炭酸ガス、二酸化窒素などが溶解し、PHが2~3程度の酸性のため、これにより熱交換器が腐食し、塩基性硫酸鉛などの白色の生成物が生成する。これが耐久的には、熱交換器の上部のフィン間のギャップを閉塞させ、排気ガス流を変化させたり、腐食性生成物の粉末が燃焼部に落下し、バーナーの燃焼特性を悪化させる傾向となる。5,000時間程度経過するとこのような影響により燃焼特性も悪化してくることが推定される。

 開放式小型湯沸かし器が故障せず使える限りは、ユーザー宅で使い続けられるとすれば、リンナイ社の製品に限らず、この種の器具を継続して使っていく上では、しっかりと換気して使うことの注意の喚起に加えて、一酸化炭素センサを器具の近くに設置することを義務付けるなどの施策が必須のような気がする。

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投稿者 やたのからす on 2007年02月10日 17:06

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