ダカール・ラリー/治安悪化により中止
世界で最も過酷なモータースポーツといわれるダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)が、治安悪化のため、この4日に全面中止と発表された。
ダカール・ラリー(正式名称ユーロミルホー・ダカールラリー、通称パリ・ダカ)はラリー競技大会の一つで、「世界一過酷なモータースポーツ競技」とも言われている。
このレースは、1979年から始まり毎年行われていて、1月1日(近年は前年の12月末)にフランス首都・パリからスタートし、スペインのバルセロナからアフリカ大陸に渡り、セネガルの首都、ダカールまでのおよそ12000kmを走るもの。
競技に使う車両は、通常の4輪乗用車の他、オートバイ(モトラッド)やトラック(カミオン)、バギーがある。
とくにアフリカに入るとほとんど集落や救護施設のないサハラ砂漠を縦断する過酷な競技なため、時折、死者・負傷者も出る。
途中に通過するモーリタニアなど政治的に不安定な国も入っている。
今回の中止の理由は、モーリタニアで治安上の危険があるこため。
このモーリタニアでは、昨年末の12/24にフランス人4人が殺害される事件が発生している。
フランス外務省は、この事件を受けて、モーリタニアへの渡航自粛勧告を出したところ。
また主催者にもアルカイダが関係しているかどうかよくわからないが、直接テロの脅迫が届いていたという。
フランスなどの欧米を中心とした選手とメーカーが、かつて植民地として支配していたアフリカ諸国を縦断するかたちで行う競技だけに、植民地支配への根強い反発の住民感情と豊かな国と貧しい国との格差に関わる問題もある。
最新の近代的な競技車が猛スピードで自分たちの土地を通り抜けていくことに対する住民の感情は、良い筈もない。
30年の重みがあるレースで、今回がこのレースの歴史で初めての中止。
日本人も活躍してきた伝統あるレースだが、なかなか簡単には、このレースが復活しそうにないように思える。
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