日産自動車が飲酒運転防止コンセプトカーを発表
日産自動車は、飲酒運転の根絶を意図して、飲酒運転を防止する様々な機能を搭載したコンセプトカーを開発したとの報道がテレビのニュース等で放映されていました。
テレビでの報道によるとそのポイントは、以下の2つの(①、②)技術。
①センサーよりアルコールを検出して警報し、シフトロック
これは、シフトレバーに組み込まれたアルコール検知センサーにより、シフトレバーに触れた手の平の汗に含まれるアルコールを検出するというもの。
レポーターの女性アナウンサーがワインを2杯飲んだ状態で車に乗車し、シフトレバーを握ると、音声とカーナビ画面への表示によってドライバーへ警報し、同時にシフトロックの動作が行われる様子が放映されていました。
テレビでは、呼気で検出しているのではないことを強調していましたが,呼気の検出も利用するような方式を採用しているように思われます。
シフトレバーの部分だと信頼性が乏しいのか、手袋で運転する人への対応か、ヘッドレストのサイドにもアルコール検知センサが設置されているのが確認された。
ヘッドレストの部分のセンサは、呼気のアルコールを検知する目的かと思われます。
2カ所のアルコール検知センサを組み合わせるアルゴリズムを採用していると思われる。
いずれにしてもアルコールが検知された場合、音声とカーナビ画面への表示によって、ドライバーへ警報するという機能を搭載したもの。
アルコール検知のセンサは、一般には、半導体型ガスセンサと呼ばれるタイプのもので貴金属などで増感した酸化スズなどの素子を用いて、ヒータで高温の酸化高抵抗状態とし表面を酸化して高抵抗の状態にフレッシュ化し、温度を下げて、アルコールに感度の高い温度領域での抵抗値の変化を読み取るもの。
アルコールなどの還元性ガスがあると酸素により捕捉されていた導電性キャリアは開放されるので、センサは、低抵抗になる。
この抵抗値変化を利用してガスを検知する原理を用いている。
微量のガソリンなどの炭化水素や芳香剤などで誤動作しないかが懸念される。バックグラウンドの値をモニタリングしながらある閾値レベルの大きな抵抗値変化を検出するようなアルゴリズムを採用し、この種の問題の対策をしているものと考えられる。
最近は、半導体型ガスセンサも電池駆動式などの低消費電力型のものが開発されているので、車の停止中も含めて、常時ごく微少な時間は、パルス的に動作させる方式を採用しているかと推測される。
②顔画像からドライバー状態を検出
こちらは、携帯電話にも用いられ安価になったCCDカメラ用いて、ドライバーの顔をモニターし、目の開き方などの度合いを画像解析を用いて覚醒度を推定するような技術を組み入れたもの。
こちらも女性レポーターが目を細めると居眠り状態と判定し、シートベルトでぎゅっと締め付けられる動作で警報する様子が放映されていました。
居眠り状態等、飲酒運転の可能性があると判断した場合、音声とカーナビ画面への表示によって、ドライバーへの警報と合わせて注意を喚起するもの。
日産自動車では、今回、開発したコンセプトカーを使って実用化に向けての更なる技術開発及び検証実験を進めていくとのこと。
| 【このページをソーシャルブックマークしてみんなに紹介する!】 | |



