レーザープリンター使用で健康リスク?
オフィスや家庭で使われているレーザープリンターの動作に伴ってトナーの粒子がレーザープリンターの機種によって幅があるようだが健康リスクが懸念されるレベルで放出されるとのこと。
この研究は、オーストラリアのクイーンズランド工科大学のリディア・モラウスカ博士が実施したもので、対象のレーザープリンターには、キヤノン、Hewlett-Packard(HP)、リコー、東芝などのブランドで国際的に販売されている、米国やオーストラリアで人気の高いモデル62機種のレーザープリンタについて、トナー粒子の放出を調べたというもの。
モラウスカ氏は、論文の中で、特定のレーザープリンタは、トナーの細かな粒子を空中に放出し、人間がそれを肺に吸い込むと健康を害する恐れがあるとのこと。
実験で評価した一部の機種では、放出される粒子の割合が、たばこから出る粒子状物質の割合と同程度だったと報道されている。
テストしたレーザープリンターの中の半数程度は、全く浮遊微粒子が検出されなかったとのこと。
モラウスカ氏の報告によるとほとんどのプリンタが放出する粒子は、超微細であり、有害物質が肺の狭い気管にも容易に入り込んで「深刻な健康上の危険」をもたらす恐れがあるとのこと。
また、プリンタ使用と共に作業中のオフィス内の粒子レベルは、使用前の5倍に増え、新しいトナーカートリッジを使っている場合と、特に、トナーが多く必要な画像を印刷するときに、粒子の放出が多くなることも示されたとのこと。
至極、妥当な結果であると思う。
レーザープリンターのトナー系材料は、カーボンブラックや酸化鉄などの磁性体とエチレン/プロピレン樹脂、無定型シリカなどの成分で人体に著しく有害かといえば、粒子径も肺で危険なダメージをもたらすアスベスト等と比較すると二桁程度小さいと推定され、その粒子の形状も危険な針状ではなく球状だと考えられるのでそれほど心配する必要がないようにも思われるが、何よりデータで実証していくことが大切だろう。
それよりも古いオフィスビルなどでダクトの空調システムで冷暖房をしているような場合に、ダクトが劣化して断熱材で用いられたガラスウールなどが途中で露出したりしている場合、送風によりガラス繊維が吹き出し口から空気中に浮遊しているといった事例が古い空調設備ではあるのではないかとこちらも心配な気がする。
これらについても点検が必要だろう。
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