埼玉小2プール事故
またも痛ましい小学生のプール事故が起きてしまった。
以下のような状況が報道されている。
「埼玉県ふじみ野市の市営ふじみ野市大井プールで、小学2年の戸丸瑛梨香(えりか)さん(7つ)が吸水口に吸い込まれて死亡した事故で、本来はボルトで固定する吸水口の柵状のふたが、針金で留められていたことが1日、分かった。
市から業務委託されていた施設管理会社「太陽管財」が、管理を孫請け会社に任せていたことも発覚。
あまりにずさん過ぎる管理態勢が次々と明らかになった。
痛ましい事故は、ずさん過ぎる管理態勢が招いたものだった。
瑛梨香さんをのみ込んだ吸水口のステンレス製のふたは本来、4か所をボルトで固定する仕組み。
しかし、実際は4隅を針金で留めているだけだった。
県警はこの日、現場を実況見分。
7月15日のプール開きの際から、この「針金留め」が行われていたことが分かった。」
『(2006年8月2日06時00分 スポーツ報知:社会トップ記事より』
リスク管理の点からすると、吸水口の存在がリスクになるのは、『起流ポンプ動作していて、かつ吸水口が4隅を針金で留めが柵状のふたなどが除かれて開口状態になること、しかも、その吸水口に子供が近づくことなどが重なること』だが、どれかが無くなれば、リスクは発生しないことになる。
柵状のふたの固定方法は、本来、ボルトで固定とのことだが、応急処置である4隅を針金で留めることが常態となってしまったのは、応急処置である安全装置の不正改造が常態となってしまったパロマの事故の例とよく似ている。
まして柵状のふたが外れていることが見出された際には、「真っ先に起流ポンプを停止し、子供をプールからあげてしまう。」ことがマニュアルのありなし以前に監視員を任されたものの常識でなかろうか、無責任な風潮が至るところで蔓延していることが心配だ。
毎年のようにこのような事故が発生している状況にも関わらず、プールの設計側からすれば、吸水口を含む水路の異常を検知して、ふたの外れなどによる異常があれば、起流ポンプを直ちに停止するなどの安全設計がなぜされていないのか不思議である。
また文部科学省がかねてから吸水口の柵状のふたに加えて、内側の水路側にもスリットのようなものを設置することを奨めていたようだが、多少、圧力損失が増加して、水流量が低下したり、多少ポンプの動力費がアップしたりすることはあるかも知れないが、人命がはるかに重く、そのような安全管理が万全で無ければ、プールの運営者は、プールの公開をすべきではないと思う。
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コメント:
はじめまして、佐伯と申します。
『大井プール事故』については長文のコラムを書いております。
中でも、『現場の監視員さん』からメールを頂き、
事故当時の生々しい状況をUPしております。
お時間と興味のある方は是非、ご一読下さい。
多くの方のご意見で『安かろう悪かろう』というのが有りますが、それは基本的に間違っていません。
しかし、色々と調べていく内に、どうもそれだけではないと言う風に感じております。
根拠は今後も書き進めていく所存です。
別にわたくしのHPを宣伝しているのではなくて、
『現場の監視員さん』のお陰で、
ニュース以上の情報を記載する事が出来たので、
皆様にもご意見を頂きたいと思ったからです。
わたくしも二人の子供の父親です。
投稿者: との(佐伯君) | 2006年10月31日 07:43