国内主要生命保険会社の2009年4~6月期決算は回復基調
金融危機による深刻な打撃を受けた保険業界もここに来てようやくトンネルの先に光が見えてきたというところか。
この14日に国内主要生命保険9社の2009年4~6月期業績(決算)が出そろった。
最近の国内の株価回復の状況を受けて、9社合算での期末の有価証券含み益が2009年3月期末と比べて、2倍以上の4兆円超に回復してきている。
3月期末の含み益は、1年前に比べて、株式市場の低迷のため7兆円以上減少したものの、ここに来てようやく金融危機の影響から脱出しつつあるようだ。
しかし企業業績の悪化のため保有する有価証券の配当金や利息収入が減少している。
不況の影響で主力の保険販売もふるわず、大きな経営のハードルとなっている。
本業のもうけを示す基礎利益は、最大手の日本生命保険で前年同期比19.8%減など6社が減少している。
前の期までに変額年金保険の支払いに備える責任準備金を積み増した保険会社では、戻し入れ益が発生したことで全体の利益を押し上げた結果となった。
また日本生命など4大生保を中心に、銀行窓口を通じた年金商品の販売が大幅に増えたことが寄与し、保険料収入は、全体で1割近く伸びている。
利益面では、5社が増益となったが、金融危機や円高の余波で外国証券などの利息配当収入が減ったことなどにより4社が減益とギャップがある。
先行き不透明な景気動向と、少子高齢化による市場縮小の流れの中で、合併戦略に活路を求めた生損保業界だが、顧客のニーズに応えた魅力的な商品開発や、海外市場の開拓などのこれからの成長戦略の成否が鍵となる。
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