久間防衛相辞任
急転直下だった。
午前中の辞めない発言の舌の根も乾かないうちに、久間章生防衛相は、昨日(7/3)先の大戦での原爆投下を「しょうがない」と発言した責任を取り防衛相を辞任した。
当初は、久間発言をかばう姿勢を見せていた安倍首相も了承。
スピード任命で後任は、小池氏と決まった。
誰の眼から見ても、選挙対策!がミエミエの人事で、昨年9月の安倍政権発足以降、閣僚の引責辞任は、佐田玄一郎行革担当相に次いで2人目となる。
女性の防衛相就任は、防衛庁時代も含めて初めてとなるが、適材適所というよりは、選挙へのイメージアップにフル活用という姿勢が露骨すぎる印象も否めない。
柳沢伯夫厚労相の「産む機械」発言、更には、松岡利勝農相の限りなく不透明な政治とカネにまつわる問題が起きても、認識が甘いのか、優柔不断なのか、任命責任を問われることを恐れたか、身内意識が強いのか、自分が任命した問題の閣僚をかばい続けて支持率低下にまっしぐらだった安倍首相。
今回は、当初のスタンスを変更してすんなり辞任を受け入れ、速やかな後任人事を決めた。
公示目前の舌禍が及ぼす参院選への影響や政権への打撃を最小限に抑える狙いがあるようだが、一環性が感じられず、また頼りなく見えてしまう。
記者の囲みの会見で質問が首相の任命責任に触れると、いつもの自信なさそうな泳いだカメラ目線で、「任命責任は感じている。改革をしっかりと進めることが私の使命だ。」と任命責任などこの問題の決着について深く考えたとはとても思えない軽い発言であった。
また驚いたのは、久間防衛相の辞任会見であった。
引責辞任に関わる反省の言葉など全く無く、「しょうがない」は、地元の九州でよく使われる言葉で、云々との只の言い訳に終始していた。
自分には、辞任するほどの理由は感じていないけれども、選挙対策上、不利になるから辞任したとの趣旨であった。
今回の辞任で、閣僚も含めた今の内閣が国民から遠く離れ、永田町の狭い論理の世界で活動している小粒な政治家群といった印象を強く感じてしまった。
| 【このページをソーシャルブックマークしてみんなに紹介する!】 | |



