赤ちゃんポストに想定外の男児が
熊本市の病院に設置された「赤ちゃんポスト」の運用が始まった10日、3歳ぐらいの男児1人が病院側に預けられていたことが15日、報道されました。
熊本県警では、保護責任者遺棄罪に当たるかどうかを調べているとのこと。
またテレビでの報道によると、男児が預けられたのは10日で、男児は、健康状態に問題はなく、自分の名前も言え、「新幹線に乗ってきた」、「お父さんと来た」、「かくれんぼでポストに入った」などと話しているとのこと。
男児に物心がついているとすれば、かくれんぼのままいなくなってしまったお父さんにどんなことを感じているだろうかと胸が詰まる思いもする。
想定外の展開に病院側は事実関係を認めておらず、蓮田理事長は「もし事実だとしても、そうでないとしても、医療人としてコメントできない」との談話を出しているとのことだ。
政府関係者のコメントでは「親として責任を持って産むことが大切ではないか。匿名で子どもを置いていけるものをつくるのがいいのかどうか」などと概ね「赤ちゃんポスト」に批判的な談話の基調だ。
男児を預けた父親はどんな人物かわからないが保護責任者遺棄を咎められるような状態だろうか。生活保護や育児支援などのセーフティネット部分がまだまだ弱く、弱者に救済の手が行き届く美しい社会とは反対の方向に向かっているような気がしてならない。
「赤ちゃんポスト」が「小さな命を救う緊急避難的な措置」という想定を外れ、「捨て子」の受け皿になりかねないことだけを危惧しているだけでは問題は解決しない。
今回のケースももっと問題の核心に踏み込みその保護者の置かれた背景事情なども明らかにされ議論を深めなければ、あくまで他人事としての冷たい見方にしかならないような気がする。
Yahooのデイリーニュースのサイトでは、これについて以下のような意見聴取が行われ次のようなデータになっています。
【熊本市の病院に設置された「赤ちゃんポスト」。赤ちゃんポストの設置が、育児放棄を助長させると思いますか?】
半数以上の人が批判的な見方のようです。
原則論としては、正論なのでしょうが。
少し情報不足で、もっときめ細かな踏み込んだ分析のデータが欲しいところです。
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