「マンボウ」日本近海に2種類?
独特の寸胴の頭しかないような体型で、ふらふらとユーモラスな泳ぎ方で水族館などでも人気が高いマンボウ。
泳ぎが下手なため、水族館では水槽の壁に激突して弱ることがあり、飼育は難しいとされる。
食用にする地方もあるが、鮮度が落ちると臭みが出るため、市場で流通することはほとんど無いとされる。
北杜夫さんの『どくとるマンボウ航海記』などでポピュラーになったマンボウだが、定置網などにかかっても運搬・保存が難しく、大半が廃棄・解体されている。そのため、回遊経路や産卵・生育場所もよく分かっていないとのこと。
日本近海には、2種類の「マンボウ」が生息していて、うち1種類は豪州近海に生息するマンボウに似ていることが広島大の大学院生、吉田有貴子さん(23)らの調査で分かってきたとのこと。
これまで1種類しかいないとされながら、生態は謎だったマンボウだけに、専門家も「具体的なデータを使った初の調査」と注目しているとのこと。
吉田さんは01年から、国内で捕獲された標本など約70体のマンボウのDNA(デオキシリボ核酸)を解析。
▽太平洋側に生息する全長約3メートルの大型(A群)
▽太平洋・日本海の両側に生息の約1.3メートルの小型(B群)
の2群の存在が分かった。A群は豪州のマンボウと似ており、宮城―静岡間でしか見つからなかった。
断定はできないが、約7500キロ離れた豪州と日本を回遊している可能性も出てきた。
マンボウは、尾びれがなく、巨大な頭が泳いでいるような姿から、欧米では、ヘッドフィッシュとも呼ばれる。
吉田さんたちは今後、マンボウの形態比較などから2種類あるという裏付けを進めることにしている。(「(毎日新聞) - 7月14日15時4分更新」
辛抱強く解析データを積み上げていく研究に思われます。吉田さんには、頑張って是非とも裏付けを明らかに欲しい。
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