不二家埼玉工場と鼠対策
毎日新聞の情報によると不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)で実はネズミが、03年1月~昨年8月の約3年半に実は485匹捕獲していたとのこと。
何でも内部文書では、文書には「ネズミ捕獲がマスコミに漏れた時点で、経営危機、破たんは免れない」と記されていたそうだ。
同社は問題発覚直後に「埼玉工場で04年に最も多い月で50匹のネズミを捕獲した」ことを明らかにしていたが、この資料をもとにしたとみられる。文書には「至急対策すべき重大事項」とも記載されていたそうである。
この関係の取り組みは、食品業界では,PCOと呼んでいます。
このPCOといのは、Pest Control Operatorの頭文字で、防虫・防鼠を中心とした有害生物防除を行っている業者のことを言います。
Pest(ペスト)というのは、伝染病のペストのことで、ネズミがペスト菌の中間媒体であったことから、有害生物対策の業者をPCOと呼んでいます。
本来の防虫・防鼠対策は、微生物の影響を排除することから出発しています。
今日では、PCO業者の仕事は、微生物制御の目的から異物混入対策がその仕事の中心にシフトしてきていると言われています。
食品安全に関する国際規格のISO22000(食品安全マネジメントシステム)規格でも衛生管理の必要要件として7.2項「前提条件プログラム」の要求事項において、このペストコントロールの実施が求められています。
多くの食品企業では、基本的な衛生管理を維持するためにPCO業者と契約して防虫・防鼠の対策を実施しています。
具体的な対策方法は、防鼠用の鼠取り粘着ボード(ゴキブリほいほいの鼠版)、殺鼠剤、超音波などが中心に行われています。
一センチ四方の隙間があれば、そこからネズミが侵入するので、ブラシやウレタンスポンジを用いて隙間を閉塞することが侵入防止対策として実施されています。
不二家の埼玉工場の場合に、このPCO業者とのパートナーシップがどのようになっていたのかわかりませんが、工場の中のネズミを人の良いネコのトムさんのように追い回してしてというようなことではなかなか困難で、基本的な建物構造やインフラ部分を改造しないと対策が難しいような印象がします。抜本的な対策には時間がかかりそうな気がします。
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