ノロウイルス大流行
ここのところテレビでも新聞でも連日、ノロウイルスが話題になっています。
もともとノロウイルスは、秋から冬の季節に、食中毒をひきおこすことが多い小型で球形のウイルス。
このウイルスをもったカキなどの二枚貝を生で食べたり、ウイルスに感染したヒトから2次感染したりするなど、大人にも子供にもいろいろなルートで流行する。
人の排泄物から下水、河川を経て海のカキ等の二枚貝で濃縮されるという循環になる。
1968年にノーウォークという町で食中毒の患者から発見され、ノーウォークウイルスと名づけられた。
その後、よく似たウイルスがいくつもみつかったため、SRSV(小型球形ウイルス)とよぶようになった。
さらにそれらの遺伝子をしらべたところ、カリシウイルス科のひとつの属に分類できるとわかり、2002年、国際ウイルス学会でノロウイルスと正式に命名された。
命名は新しいが昔から人と共存してきたウイルスの一つかと思われる。
変異も含めて幾つもの種類があるウイルス。
ノロウイルスに感染すると潜伏期間をへて、下痢、吐き気や嘔吐、発熱といった症状があらわれる。
一般には、症状が出ても1~2日でおさまることが多く、発症しない場合もある。
胃腸風邪として扱われてきた。
抗生物質とかも効果が無いとされる。
抗ウイルス剤はないため水分補給などの対症療法が治療の中心である。
ウイルスのためそのサイズがミクロンのサイズの1/10~1/100のサイズで電子顕微鏡でないと見えない。
すなわち裸のDNAである。サイズが小さいから空中浮遊する。
二枚貝について85℃、1分以上の加熱殺菌で死滅することから加熱調理の対策が行われ、食中毒からの感染は減ってきている?
特に今年は、食中毒以外の感染が目立っているようだ。
患者の吐物からウイルスが空中に浮遊し、そこから感染するとのこと。
この季節、手洗い・うがいの励行が大切。
愛媛の病院で15日に感染性胃腸炎が集団発生したとのニュース。
ノロウイルスの可能性が大きいとのこと。
病院でのアルコール消毒では、ノロウイルスには、効果がなく、塩素殺菌が有効とされている。
以下のように報道されている。
<<病院で感染性胃腸炎が集団発生=4人死亡、ノロウイルス関連か-松山>>12月15日13時1分配信 時事通信
松山市保健所は15日、同市高井町の松山リハビリテーション病院(友岡康雄院長)で、感染性胃腸炎が集団発生し、発症者のうち高齢の入院患者4人が死亡したと発表した。
病院は「4人は持病で死亡し、感染性胃腸炎が原因ではない」としているが、同保健所は状況確認のため同病院に立ち入り検査に入った。感染性胃腸炎は、ノロウイルスが関連している疑いがあるという。
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