朝青龍と織田信成
一方は、夏巡業の休場届を出しながらモンゴルでサッカーをやっていたもの、他方は、酒気帯び運転で摘発されたもの。
プロとアマチュアと立場は異なるが、ともに不祥事が最近に発覚し、ともに厳しい処分を受けた朝青龍と織田信成だが、かなりそのイメージが分かれる。
織田信成については、事件直後にカメラの前に姿を現し、“謝罪会見”を早々と行った。
今回の処分を受けても、橋本会長の話でも「深く反省していた。“これから一生懸命頑張ります”と力強く話していた」とスポーツマンらしく、強く反省して真摯(し)な態度で年末には、メンタルも含めて成長した復活の姿を見せてくれそうだという印象がある。
織田信成については,やったことは許されざることとしても何か再起の応援をしたいという気になります。
他方の朝青龍についての報道によると師匠の高砂親方がその様子を語っている間接的な情報しか伝えられていない。
いつもヒール役の印象があるためか、モンゴルから帰って空港を歩いている姿を見ても反省らしいものがとても見えないような印象を受けます。
師匠の話だと朝青龍は、「精神的に不安定な状況に陥っている」とのことで、横綱本人の“謝罪会見”を当面は見送る方針とのこと。
何より高砂親方と朝青龍とのコミュニケーションが取れていないとのことで、付け人などを通じて横綱の様子について逐一、報告を受けているうちに「今は、人前に出せる状態ではない」と、判断したとのことだ。
高砂親方自身が朝青龍についてすでに日常的にもてあまして腫れ物にさわる対応になっているような印象も垣間見える。
奔放な横綱も事の重大さを痛感して「何でこんなことをしたんだ」と、自問自答していると伝えられているが、今こそ、親方や協会関係者が冷静に朝青龍と十分なコミュニケーションをとり、適正な指導を行うべきタイミングではないか。
朝青龍が不安定で全く話し合いを受け付けないような状況だとすれば、専門家のメンタルの医者の出番ではないか。
朝青龍が落ち着いたらこの機会に精神の成長を目指して座禅や山ごもり修行などで鍛え、「無」で戦うことの境地を磨かせたらどうだろう。
ストイックな求道精神は、朝青龍のカラーと異なるかもしれないが、根は素直なアスリートの若者ではないか。
69連勝のあの双葉山ですらが、「われいまだ木鶏(もっけい)たりえず」と精神面の強化を永遠の課題としたほどで、ここで与えられた4ヶ月こそ次の飛躍の糧にするように指導してやるべきだ。
謹慎で外へ出歩くことができないならば、練習以外は、座禅三昧で心を磨くことだ。
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