フイギュア世界選手権女子で安藤:金/真央:銀
フィギュアスケートの世界選手権最終日は二十四日、東京体育館でが行われ、トリノ五輪代表の安藤美姫が三度目の出場で初優勝を成し遂げた。初出場の浅田真央も2位に入った。日本人の1,2フィニシュ(金銀独占)の快挙を成し遂げた。
女子フリーの最終組は、独特の緊張感が漂う空気のなか、トップで演技したコストナーが、前日ノーミスでSP3位と好調を見せていたにも関わらず。ジャンプで転倒し波乱を予感させるスタート。
案の定、SP首位のキム・ヨナは、3回転ジャンプの二度の転倒が響いて、総合点で186.14 と伸びなかった。
続いて登場した浅田真央、前日のSP5位が悔しく発奮したただならぬ決意の表情で登場した。
しかし、前のキム・ヨナの得点がなかなか発表されない。
表情が硬く緊張が高いことを思わせる。大丈夫か、最初のジャンプでいきなりトリプルアクセルに成功。
続く2-3回転で着氷が乱れ一瞬不安定となったが、それ以外は完璧な演技。フィニッシュを決めると、右目から涙がほおを伝った。
「ショートプログラムが5位で悔しかった。1位になるためにはノーミスしかないと思った。2位は悔しいけど、いまはうれしい」
前日のSPでは、3-3回転のコンビネーションジャンプで踏み切りに失敗。首位の金妍児(韓国)に10.63もの大差をつけられた。それでもこの日の試合前の公式練習で3回転半を跳び、勢いを取り戻した。
あふれる涙、133.13点は自己ベストと同時に、フリーの世界歴代最高。世界選手権の女子で過去に伊藤みどりが成功して以来のトリプルアクセルを決める快挙に、演技途中でのガッツポーズも飛び出したほど会心の素晴らしい演技だった。総合点は、194.45。
ここで浅田真央が優勝かという空気が流れていた。キミーマイスナーもジャンプでミスして総合点が180.23 得点が伸びない。
納得した演技終了後は「すごくうれしかった」と泣いた。だが、最終的にメダルの色が銀に決まると、悔し涙に変わった。込み上げる悔しさをこらえきれず、トイレで泣きじゃくったとのこと。「2位は悔しいが、今はうれしい」と複雑な心境をのぞかせた。
最後に登場したのがSP2位につけた安藤美姫。
4回転サルコーにチャレンジとか前日の新聞で報道されていたが、演技では、敢えてリスクに挑戦せず、安定した演技を見せた。最初の連続ジャンプを成功させると波に乗り流れるような演技で自己ベストの127.11点をマークし、合計195.09点で世界女王の座を手にした。この大会でSP、フリーともにパーソナルベストで栄冠を勝ち取った。
「支えてくれた方や2人のコーチに感謝してます」感激の涙の中でのこの挨拶が昨年のスランプから這い上がった精神的な成長を物語っていた。
これで表彰台は、3位となったキム・ヨナと含めてアジア勢が独占した。
中野友加里も健闘し、5位となった。
浅田真央
| 【このページをソーシャルブックマークしてみんなに紹介する!】 | |



