吉田連勝119でストップ/米国の伏兵に苦杯
勝負ごとには、絶対ということはないが、今まで無敵を誇ってきたレスリング女子55キロ級の吉田沙保里選手が、遂に負けてしまった。
吉田沙保里選手は、中国の太原で開催の6カ国参加による第8回の女子レスリング国別対抗戦(W杯)の初日の1次リーグの2戦目の米国戦で、相手のマルシー・バンデュセンに0-2で敗退したもの。
中京女大時代の01年12月、全日本選手権の準決勝戦以来、6年以上も守り続けてきた連勝記録は、ついに「119」で止まってしまった。
日本チームもこれにショックを受けたか、米国に3-4で敗れたため、前回大会に続き優勝を逃し、20日の対カザフスタンとの3位決定戦に回ることとなってしまった。
テレビでもこの試合のハイライトが放映されていた。
これを見ると第1、2ピリオドとも吉田選手が攻め、相手選手の脚をタックルし、相手を倒した際に、それを逆に返されてしまっての痛恨の失点となっている。
この各場面とも、日本のコーチ陣からの抗議を受けて判定は、ビデオチェックとなったものの結果的に相手のポイントになったもの。
第1、2ピリオドとも判定にも微妙な面はあるかもしれないが、間違いなく吉田選手も確かに後ろに裏返しに飛ばされているように見える。
相手のバンデュセンは、8月の北京五輪の米代表からも外れ、昨年の世界選手権に初出場して10位のいわば無名の選手。
吉田選手の唯一のアキレス腱とされるのが、タックルに入った際に食らう返し技とされ、世界中の選手からVTRなどで研究されてきている。
バンデュセンも「この技(返し技)を何千回も練習していました」とのこと。
大会前に吉田選手は、右手の親指付け根を痛めたとか、この大会は体重2キロオーバーまで認められているとか不利な条件はあったとしても負けたのは、油断が大きかったか?
吉田選手にとっては、この敗戦はショックだろうが、ここで気合いを入れ直して、これから北京も含めて「119」を越える連勝記録に新たに挑戦する気概で頑張って欲しいものだ。
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