ディープインパクト無念
日本中の競馬ファンが固唾を呑んで注視した凱旋門賞。
よく健闘したが、無念な結果に終わった。
日本最強のディープインパクトの挑戦は、日本の競馬ファンの期待もむなしく世界最強を決する舞台にはね返されてしまった。
手綱を取った武豊は「いつもならもう一つギアがあるのに、今日はなかった」とつぶやいていた。
「飛ぶ」と表現される天馬のような走りは、クッションの効いた異国の芝でも健闘したが、ゴール前で失速し、レイルリンク、そしてプライドにも差されてしまった。
VTRでこの場面は、何回となく、繰り返し放映されたが、緩やかな第4コーナーを回って、残り500メートルほどの直線。
気合よく好位を追走していたディープが先頭をうかがう。
ともに「3強」とされたハリケーンランもシロッコも後方にいる。
武豊がゴーサインを出すと、抜け出すディープ。
見せ場は、ここまでで、それから先は、いつものディープではなかった。
450キロの小型の馬体に59.5キロの負担重量、日本の芝と違って長く絡みつくパワーの要る馬場、序盤に少し折り合いを欠いたこと。フランスのレースパターンに対して少し早仕掛け気味だったこと。…など色々と言われているが、ハリケーンランにもシロッコにも先着し、スタッフも武騎手も最善を尽くしたにもかかわらず、運がなかったとしか言いようが無い。
怪我なく無事完走しているので、元気でいてくれれば、もう一回チャンスはあるのではないか。
ディープインパクトは、有馬記念でまたあの「飛ぶ」と表現される天馬のような走りを見せてくれるだろう。
またハーツクライとの勝負も楽しみだ。
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