日本アウェーでオマーンと薄氷のドロー(1-1)
W杯アジア3次予選のロイヤル・オマーン・ポリススタジアムで開催されたアウェー戦は、7日行われ、猛暑下の消耗戦となり、苦戦したが、結果的には、1―1で引き分けた。
TBS系列でテレビ放映されていたが、あの司会のアナウンサーの大げさな絶叫は、もう少しなんとかならないかと気になった
1週間前の試合では、3-0と快勝したものの、この日の日本代表の先発メンバーは、基本的には、サイドバックを除いて変わりがない布陣。
前の試合から左サイドバックのDF長友選手が右足首痛の怪我のため駒野選手が替わりに入り、右サイドに岡田監督の肝いりの内田選手が入るという布陣で臨んだ。
オマーンは、この間に監督が交代し、かつ5人も選手が交代し、かなり前の試合とは、違った印象。
前の試合では、比較的前かかりだったが、この日は、前戦にFWの選手を残し、他の選手は、ほとんどが引いて守り、ボールを奪うとロングボールでカウンターを狙うといった展開。
気温は、40度近い厳しい環境。
後半の消耗を配慮してか、ホームでの試合のような日本チームの激しいプレスは見られなかった。
オマーンもあるところまでは、日本にボールを持たせてくれるが、ゴール前をがっちりと固め、日本もチャンスは、作るもののなかなか決めてを欠いて、セットプレーのチャンスを待つが、セットプレーでも、中沢選手などのマークが堅くなかなか得点できない。
試合が動いたのは、前半の12分、FKのこぼれ球を相手MFのマハイジリに決められ先制を許す苦しい展開に。
相手にボールが回ると両サイドのスペースを一気につかれて危なくなる場面も。
両サイドバックのDF力も頼りない印象。
頻繁に相手FWらに抜かれて、後ろから追いかけるといったパターンで、中沢、闘莉王らがカバーするといった展開。
ようやく後半の53分に、ドリブルで切れ込んだ玉田が倒されて得たPKを遠藤が決めて同点に追いついた。
あの独特の間は、まさにMr.PKといった職人芸の世界。
ゆっくりとスロモションのようにゴール右隅に転がしたが、相手GKは、一歩も動けなかった。
しかしその5分後に駒野のクリアボールが相手MFにあたり、跳ね返ってペナルティーエリア内の相手FWに渡る。
闘莉王がカバーしたが遅れ、相手選手を倒し、相手PKに。
相手のキッカーも遠藤のPKのイメージが強かったのか同じようなボールでキーパーの楢崎の右側に、これを楢崎がナイスセーブ。
際どい日本のピンチを救った。
引いて守る相手には、両サイドからの攻撃が必須と思われるが、両サイドバックは、中村、遠藤のスルーパスをうまくトラップできずに、相手にボールが渡ってしまうことが多かったため相手DFの多い中央に攻撃を集中させるがなかなかゴールが遠い。
両サイドバックがボールをもって上がっても上げるクロスの精度も悪かったように思われた。
両サイドバックの見直しを必須の印象。
前のホームでの勝利のイメージが強かったのかサイドバックが不調であったにもかかわらず岡田監督の交代(内田→今野)のタイミングは余りにも遅かった印象。
またFWの大久保が後半29分に一発レッドの退場になった。
この試合でも惜しいヘディングシュートをするなどアグレッシブな2列目からの大久保選手の飛び出しは、貴重な戦力。
左からの低いクロスに中央から突っ込んだ際に勢い余って相手GKと衝突し、相手の足が股間(こかん)を直撃したことに冷静さを失い、倒れたまま右足で相手GKの足を蹴ってしまった。
テレビでもこの場面は放映されていた。同じ流れで相手のDFも松井を倒し、両チームとも各一名、一発退場の不穏な空気に。
このような行為は、折角のチームの積み上げを全てご破算にしてしまうリスクのある行動。
大久保選手もこの行為は、猛反省して欲しい。
岡田監督の談話では、「十分勝てると思ったが、最後のところで決まらなかった。暑さの中で選手は頑張った。引き分けも仕方がない」とのことだったが、引き分け狙いでは無かったはずで、当然、作戦に関わる部分を語ることはなかったとしても、最後のところで決定力を欠いていた原因はどこにあって、次の試合に向けてこの試合から何を修正し次の試合に活かすのかといった視点や方向性がつゆ感じられなかったのが気になる。
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