アジアカップエース高原の活躍でUAEに快勝
アジア杯の第2戦は、日本がエースのFW高原直泰の2得点の活躍で、UAEに3-1と快勝した。これで勝ち点4となり、B組の首位に浮上した。
初戦のカタール戦で後味悪く悔しいドローとなった日本代表にとってどうしても負けられない一戦。
相手のUAEも初戦のベトナム戦を0-2で落しているだけに必死。
難しい危険な試合が予想されたが、オシム監督のお前らはアマチュアかとの檄が効いたのか、2トップの布陣が効いたのか、試合開始からの15分間、ベトナム戦とは見違えるようなUAEの攻勢に戸惑ったような場面もあったが、次第に日本ペースに持ち込み、両サイドの駒野、加地ともサイドから中央に切れ込んだり、遠藤、中村憲がドリブルで突破したりしてチャンスをつくった。
何といっても格の違いを見せ付けたのが高原。
前半22分に早いCKスタートからの中村俊のクロスに頭で押し込んで先制点を挙げた。この時間帯での得点で日本代表に勢いをつくった。
高原の2点目は、加地の右クロスを巧みにトラップして瞬時に振り向きざまに放った鮮やかなゴールによるもので高原の高度な技術ならではのゴールだった。これに連動して遠藤のスルーの動きやさらにこぼれ玉を狙っていった巻の動きもなども良かった。
このゴールにあのオシム監督がガッツポーズを見せた。テレビの中継もその場面をうまくとらえていた。さすがに強圧を感じていた試合で決定的な2点目が入り嬉しかったのだろう。
3点目は、ペナルティエリア内での遠藤の飛び込みにキーパーがもつれて飛び込みPKを得たものだが、中村俊が冷静に狙い済まして決めたもの。
ところで、知情意という。心を表すものだ。
監督としての心は、このバランスがとれていることが大切だと思うが、この試合で感じたのは、このオシム監督というのは、情に勝った人だろうなということ。
これが長所であり、弱点。
後半の選手起用を見てそのように実感した。
高原、中村俊に替わって投入したのが、羽生、水野といった千葉勢。
オシムジャパンというが現在の日本代表は、高原、中村俊など個人技に優れた選手に高く依存したチームであること。この二人が欠けるとアジア杯の予選ですら突破が困難な状態にあること。
この交代は、この両選手を次の16日の対ベトナム戦に向けて休ませることと併せてFW巻に得点させて自信をつけさせることにあったのではないかと感じた。
このような交代の結果、後半は、どうなったか。前半と見違えるようなチームに変わり課題を残す内容だった。高温多湿の厳しい環境もあったが、FW巻は、逆にその存在感を無くしてしまったように見えた。高原、中村俊によって連動的にアクティブな動きを注入されていた印象。
オシム監督がおとなしい選手を好むのか、決定力が無くとも、前回大会のFWの鈴木隆のように前線で体を張ってボールをキープし、相手の反則を誘うようなしたたかさを持った闘争心溢れる選手もこのチームには、必要なのではと感じた。
退場で10人となったUAEにむしろ押されていたようにも見えた。案の定、カウンターから失点してしまったが、不用意に相手の突破を許してしまう守備など課題もまだまだ。
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