アジア杯/初戦のカタール戦ドロー
アジアカップサッカーの、日本とカタールの初戦は、1―1で引き分け悔しいドロー発進となった。
日本は、後半16分に高原のシュートで先制したものの、後半43分にペナルティーエリアのすぐ外でFKを与え、相手FWのセバスティアンに決められ追いつかれた。
日本は高原のワントップで、中盤は右に中村俊、左に山岸、トップ下に遠藤、ボランチは、中村憲、鈴木。守備は左から、今野、中沢、阿部、加地の4バック。GKは、川口での先発だった。
前半の日本は、ボールをキープはしていたが、序盤から、相手が引いて守るという予想通りの展開となった。
日本チームは、サイドのパスやバックパスが多く、全体的に運動量も少なくスペースも作れず、決定機を作れずこう着状態のまま前半が終了した。
恐らくこの試合を引き分け狙いと来ていたと思われるカタールのペースで前半が終わった。
後半に入り、カタールが選手交代を機に、攻撃的に動いたこともあって両チームの動きが活発になってきた。
前半で決定機を作れなかった日本は、運動量を増やして幅広い攻撃が展開できるようになった。
後半16分に中村俊から中村憲とつないで、さらに中村憲のスルーパスが左に上がった今野に通り、今野が右足アウトサイドで絶妙なクロスを上げた。これを高原がダイレクトで落ち着いて決めて日本が先制した。さすがの高原。また日本チームらしい攻撃だった。
しかし後半42分にゴール前に抜けようとしたカタール・セバスティアンを阿部が倒しFKを与える。
後半43分にペナルティエリアのすぐ外からセバスティアンがFKを右足で直接たたき込み、同点に追いつかれてしまった。
試合後のオシム監督は、怒りが一杯の形相で、以下のようなコメント。
記者の質問にも逆ギレしている様子だった。
「得点6でもおかしくない内容だった。事故あるいは不注意で結果がこうなった。一番難しい部分をこなしながら、仕上げができない。好機を決められないのは、直さなくてはいけない。」
後半35分にいやな予感の伏線があった。カタールのFWのセバスティアンがペナルティエリアのやや左からFKしたボールは、強烈な弾丸シュートでわずかにバーの上を外れていった。
これでペナルティーエリアのすぐ外からの相手のFKは極めて危険であることが分かっていた。
直後の36分に日本は、選手交代で中村憲に替わり、橋本が入った。
この交代は、カタールが4人のFWで攻撃を強化しているのに対して、どうもオシム監督の顔色を気にしながらプレーしているように思えてならない現在のオシムジャパンの代表には、ディフェンシブにやれとのメッセージで伝わっただろう。
前半から日本チームは、不用意なファールを多く重ねており、この審判がファールには厳しい審判だということもよく分かっていたはず。
またセバスティアンのFKの際にゴール前の日本の壁が完全に崩されており、ここでも一瞬の集中力の途切れを突かれた印象がある。
『仕上げができない。好機を決められないのは、直さなくてはいけない。』とのことだが、この決めるべき時に決めることができなかったというのは、今にはじまったことではない。
チャンスに外したのは、いずれもMFの選手で、そこがFWの選手だったら決められたのではと思ってしまう。
このアジアカップで召集しているFW選手の層が佐藤、巻、高原、矢野だが薄いのではないか。
実戦とくに国際試合では、レバタラは、禁句かもしれないが、このカタール戦は、勝てたはずが、引き分けで、負けたわけではないのに少し空気が重い。
次の13日にアラブ首長国連邦(UAE)戦では、ディフェンディングチャンピオンらしい試合をやって欲しい。
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