ガンバ大阪7戦目での今期の公式戦初勝利(ACL対シンガポール・アームド・フォーセズFC戦)
今シーズンの公式戦になかなか勝てなかったガンバ大阪だったが、ACL第3戦のシンガポールAF戦で4-2と初勝利した。
格下の相手でこれまでACLでは未勝利のチームとはいってもシンガポールのチャンピオンチームのホームゲーム。
赤道の直下で競技場の温度は、27℃との発表だったが、ピッチ上での体感温度は、35℃程度という蒸し暑い環境でしかも慣れない人工芝のコンディション。
消耗がいかにもきつそうな雰囲気。
相手チームも主力選手が怪我や出場停止で5人欠いているとのことだが、相手のセンターバックは、もとスウェーデン代表などを要していて守備は堅い。
守備を固めてのボールを奪うと素早いカウンターを狙うという戦法の相手でガンバにとっては、少し苦手とするタイプ。
ガンバも今回のシンガポール遠征には、疲労蓄積の遠藤選手をはじめ、新潟戦で怪我(4週間掛かるとのこと)した大黒柱のルーカス選手、新潟戦で選手起用法をめぐっての造反劇を演じたペドロ・ジュニオール選手と中心選手が3人帯同していない。
3日前のJリーグの新潟戦では、全体的に選手の動きが悪く、ガンバらしさが見られなかった状態を引きずっているのではないかと心配された。
今シーズンになってトップに入る選手が決まらずなんせFWの得点が無い。
チームのリズムを変えるためには、思い切った若手の起用が浮上のきっかけにもなるところだが、代表チームへの参画のため宇佐美選手は今回はいない。
こんな不安を打ち破ったのが、期待の平井選手だった。
平井選手は、今シーズン初戦のゼロックス・スーパーでもチョジェジン選手と2トップを組んで先発し、動きも2トップのコンビも悪くはなかったが、なんせ得点できていない。
前半7分に明神選手の絶妙のスルーパスに一瞬のスピードで相手DFの裏に抜け出し、1点目を左ずみに素早く決めた。
ガンバが完全に試合を支配し、2点目が期待されたが、相手に1瞬のカウンターから運が悪いとしか言いようのないクロスを頭で押し込まれて同点で前半を終わる。
2点目は後半開始早々に二川選手が左サイドをドリブルで持ち込んでからのクロスをチョジェジン選手が高さを活かして相手GKに競り勝ったこぼれ玉を平井選手が頭で押し込んだもの。
相手のGKがDFと衝突しもつれたのもラッキーだった。
しかし、相手に長いFKを縦にGKの藤ヶ谷選手の前に入れられ、これを頭で押し込まれ同点にされる。
ゴルフのタラレバではないが、ルーカス選手がいたらこのボールはきっと跳ね返してくれていたのではと思ってしまう。
だが70分、FKのこぼれ球がヘディングを狙ってゴール前にいた中澤選手の目の前に。
これを待ってましたと気合いのこもったボレーで決めて勝ち越す。
どうしても勝ちたいという執念が乗り移った中澤選手のゴールだった。
さらに勝利を決定づけるゴールが右からのクロスをファーで受けた平井選手が相手DFを交わして相手GKの右サイドから決めたもの。
これで平井選手は、ハットトリックを達成。
これは、ガンバにとっては明るい光。
この試合、チョジェジン選手も相手GKのファインセーブに阻まれたが惜しいシュートも幾つかあり、平井選手との2トップのコンビは相性が良さそうだ。
後半開始、早々から佐々木選手が右サイドの中盤で投入されたが、新潟戦では、肩の故障を気にして良さが発揮されず途中交代となっていたが、この試合では、右サイドから攻めあげる職人的な個性を発揮していた。
また終盤には、チョジェジン選手と交代でゼ・カルロス選手が登場。
体重を大幅に落としたとのことだが、それでも体型的には、またその動きもサッカー選手というよりは格闘技の選手のようだ。
ゴール前では、意外にも俊敏に相手DFを交わし強引にでもシュートに持って行くアクレッシブな姿は(全盛期を過ぎた)ロナウドのようにも見える。
ロナウドの全盛時ならば鮮やかなゴール。
ゼ・カルロス選手のシュートも惜しいシュートではあってもゴールの枠内へは飛ばず、左へドライブして外す。
ブラジルのストライカーらしい片鱗は、感じさせてくれたが、まだまだ調整が必要な印象。
しかしアグレッシブにゴールを狙うところは、今年のガンバに欠けていたところかも知れない。
ガンバの選手には、ゴールに向かって前が空いていても自分で打たず、より確実なゴールを探してパスを出してしまうようなところがこの試合でも見られた。
ところで、ペドロ・ジュニオール選手は、報道では、監督に謝る積もりはないと伝えられている。
このまま去ることになるのか。
今シーズンは、ガンバはスタジアムの建設のための資金の拠出の関係か補強らしい補強をしていない。
強いガンバであっての新スタジアムは意味があるが、弱いガンバになってしまっては新スタジアムも意味が無い。
ACLとJリーグとの厳しい日程を考えると選手層を厚くしておくことは必須。
今シーズンをファンに喜んで貰えるものにするには、この3月の状況の反省と対策が必須だろう。
今からでも急遽、選手層の強化に動かないとまずいのでは。
例えば、セレッソでレギュラーとして使われていない家長選手を急遽、もどせないか。
また外国人の助っ人がほとんど機能していない。
大黒柱のルーカス選手が1ヶ月ほど抜ける穴が痛い。
平井選手をはじめ、若手の飛躍に大いに期待!
この空に輝く星があるように / ガンバ大阪
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